解析ロジックと用語解説

ボリュームプロファイルが解き明かす「大口の痕跡」

1. 市場構造分析のコンセプト

当サイト「My Strategy Lab」では、価格の推移だけでなく、その価格帯で「どれほどの取引が行われたか」という需給の厚み(市場構造)を重視しています。

ボリュームプロファイルを用いることで、大口投資家の「蓄積(仕込み)」や「放出手(利確・損切り)」の痕跡を統計的に抽出し、優位性のある価格帯を特定します。

2. 主要用語の定義

POC Point of Control

一定期間内で最も出来高が集中した価格点。市場参加者が最も「適正価格」として合意した水準であり、強力な反発・支持ポイントとして機能します。

VA Value Area

全出来高の70%が行われた主要な価格帯。このエリア内を「バリュー」とみなし、ここからの逸脱が新しいトレンドの発生を示唆します。

HVN / LVN

HVN (High Volume Node): 取引が極端に多く、価格の「壁(抵抗)」になりやすい水準。

LVN (Low Volume Node): 取引が薄い「低出来高帯」。価格がここへ突入すると一気に加速する特性があります。

3. プロファイル形状判定

b型 (Accumulation)

プロファイル下部にPOCが突出。下値圏で大口が「買い集めている」痕跡と判断します。

P型 (Short Covering)

プロファイル上部にPOCが突出。踏み上げや高値圏での「売り抜け」の準備を示唆します。

D型 (Balance)

中央付近に出来高が集中。需給が均衡しており、上下どちらかへのブレイクを待機している状態です。

4. 特異点検知の仕組み

「特異点検知」は、以下の独自アルゴリズムで抽出されます。

  • POC突出度: 周囲の価格帯に対して1.6倍以上の出来高集中
  • 隣接binの出来高: 隣接するbin(価格帯)がPOCに対して0.8倍以下
  • LVNの有無: 目標方向に対してLVNが30%以上
  • POCブレイク: POCと株価が±5%以内まで近接し、POCの初回ブレイクが視野に入った状態
  • 機関投資家のアルゴリズム検知: 5分足10日分のプロファイルを行うことでステルス執行が行われているかを判定

5. ご利用上の注意

・本解析データは外部ソースから取得した過去の数値に基づく計算結果であり、未来の株価変動を保証するものではありません。

・算出には直近約6ヶ月(130営業日)のデータを基準としています。長期・短期の需給バランスは時間の経過と共に変化します。

・投資に関する最終的な決定は、ご自身の責任と判断において行ってください。本サイトの情報を利用して生じたいかなる損害も、当サイトは一切の責任を負いません。